法定雇用率を達成しつつ、障がい者雇用を戦力化するための手法と事例
新たな障がい者雇用の選択肢として広がる「テレワーク」
企業には、障がい者雇用の法定雇用率の達成が求められています。一方で、障がいのある方にとって、毎日オフィスへ通勤することが難しいケースは少なくありません。
- 長距離移動や乗り換えが身体に大きな負荷となる
- 車いす利用や移動補助が必要で、通勤に時間・負担がかかる
- 体調の波や疲労蓄積により、決まった時間・決まった場所で働くことが負担になる
- 通院・リハビリとの両立が必要で、フルタイム出社が難しい
これらの事情から、「通勤は難しいが、テレワークであれば働ける」という方も多く存在します。そのため、テレワークは企業が障がい者雇用を進めるうえで、いまや重要な選択肢となりつつあります。
さらにテレワークは、企業側にとっても大きなメリットをもたらします。
障がい者をテレワークで雇用する企業側のメリット
- 全国から優秀な人材を確保できる(勤務地に縛られない)
- 通勤負荷がないため、定着率が高い場合が多い
- 勤務時間や業務量の柔軟な調整が可能
- 職場のバリアフリー改修が不要(環境整備コストの削減)
一方で、テレワーク雇用には企業特有の課題も存在します。
障がい者のテレワーク雇用で企業が直面する主な課題
①業務状況が分からず、適切なサポートが難しい
作業が進んでいるのか、困っているのか、離席が続いているのかが把握しづらい。
②体調変化や集中の波など、特性による変化を察知しにくい
対面であれば気づける小さな変化を見落としやすい。
③本人が「困っている」と言い出しにくく、孤立につながる
「困っています」と言い出すことが難しい方も多く、サポートが遅れやすい。
④成果物だけでは業務プロセスが見えない
仕事の進め方のクセやつまずきが分からず、改善や評価が難しくなる。
⑤テレワークは「孤独になりやすい」という声も多い
気持ちが離れやすく、企業とのつながりが希薄になりがち。
これらを放置すると、企業は不安を抱え、本人は孤立し、雇用の継続が難しくなる可能性があります。だからこそ、「離れていても、必要な時に適切に支援できる仕組み」が不可欠です。
「任せられる業務の設計ができない」と悩む企業も多い
そもそも「どんな業務を任せれば良いのか分からない」という企業も少なくありません。
弊社では、障がい者のテレワーク雇用に関する無料相談を受け付けています(厚労省委託事業)。
「どの業務なら任せられるのか分からない」「テレワーク雇用の進め方を知りたい」など、お気軽にご相談ください。
https://twp.mhlw.go.jp/
障がい者テレワーク雇用事例。就労移行支援での勤務マネジメントツール活用から見える、一般企業にも役立つ実践知
勤務マネジメントツール「エフチェアプラス」は、障がい者雇用の入口となる就労移行支援の現場でも導入が進んでいます。
千葉県柏市でテレワーク特化型の就労移行支援事業所「テレワーカーズ柏」を運営する
株式会社asokka様では、利用者が自宅で訓練を行う環境を支えるために活用されています。
「エフチェアプラス無しで、どうやってテレワークしているか聞きたいぐらいです」
(詳細なインタビュー記事はこちら)
asokka様のこの言葉の背景には、テレワーク支援の現場で培われた次のような実践知があります。
①訓練・業務内容の客観的記録が簡単に残る
出席時間、画面キャプチャ、活動内容が自動で保存され、公的機関への提出資料としても利用されるほどの信頼性があります。
企業の運用では、「勤怠の透明性」「業務の証跡管理」に効果を発揮します。
②「何かおかしい」を早期に察知できる仕組み
日常的に監視するのではなく、「画面がしばらく動いていない」などの異変をきっかけに状況を確認。
モチベーション低下、体調不良、困りごとの早期発見に役立っています。
③成果物では見えない「プロセス」も把握できる
画面キャプチャから作業手順や非効率な操作が自然に見え、「PDFとExcelを並べたほうが効率的」といった具体的な改善支援につながっています。
企業でも、業務配分の最適化や特性の把握に活用できます。
④画面変化がない場合のアラートで安全を確保
一定時間画面が変わらない場合にアラート通知が出るため、「困っている」「倒れているかもしれない」などのリスクを早期にキャッチできます。
⑤「見てもらえている」という安心が孤独感を軽減
遠隔でも「つながっている感」があり、心理的安全性につながる点も重要です。
これらは、一般企業が障がいのある社員をテレワークで雇用する際にも、そのまま応用できる有効な活用モデルです。
働きぶりを見える化する勤務マネジメントツール「F-Chair+」(エフチェアプラス)とは
サポートしすぎれば負担になり、放置すれば孤独感を感じてしまう。テレワークで生産的に働くには、このバランスを保つことが重要です。必要なのは、「監視」ではなく、「必要な時にだけ適切に手を差し伸べられる仕組み」です。
エフチェアプラスは、その役割を担うツールとして設計されています。
①ランダムにPC画面を記録(1時間に6枚)
記録タイミングは不定期で適度な緊張感が生まれ、
作業の滞りも把握しやすい仕組みです。(特許取得済)
②異変を察知できるアラート機能
画面が一定時間変化しない場合はアラート表示。
小さな変化を見逃さず、早期対応が可能になります。
③着席状況と画面記録による「見える化」
誰が今、仕事に向かっているのか。パソコン画面の定期記録により、
業務への取り組み姿勢が自然と伝わります。
④記録は“見える化”しつつ、プライバシーにも配慮(画質の調整可能)
画面内の文字情報や数値が読めないよう解像度を調整でき、
「見える化」と「プライバシー」を両立します。
⑤業務報告書が自動で完成
障がい者のテレワーク雇用を成功に導くために
障がいのある社員が安心して働き続けるためには、「放置しない」「干渉しすぎない」この絶妙なバランスが求められます。エフチェアプラスは、企業の障がい者雇用におけるテレワーク運用の中心として、「離れていても適切にサポートできる環境」を提供します。
エフチェアプラスで、安心して働ける障がい者テレワーク雇用を実現しませんか?
まずは無料トライアルで、エフチェアプラスの効果を実際に体感してください。
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