「性善説に頼りすぎていたことを反省」〜真面目な社員の過少申告と、半年がかりの導入ステップ〜(マジセミ株式会社様・前編)
テレワーク
フルリモート
勤怠管理
タスク管理
マジセミ株式会社
東京都
従業員数:正社員48名
事業概要:BtoB企業向けのウェビナーを中心としたマーケティング支援事業
BtoB企業向けにウェビナーを中心としたマーケティング支援を行うマジセミ株式会社様。北は北海道から海外まで、全国に散らばるメンバーが完全フルリモートで働いています。F-Chair+導入のきっかけは、真面目な社員の「過少申告」を見抜けなかったという経営者の反省でした。今回は取締役の石原様と、総務担当の菊池様にインタビューしました。
前編は、導入のきっかけと、「監視されている」と思われないために半年以上かけて進めた段階導入のプロセスについてお伝えします。
ーー自己紹介と、どのような事業をしている会社か教えてください。
石原様:2018年1月にマジセミを創業し、経営に携わっています。営業まわりも見ますが、重きを置いているのは人事・総務などHRまわりですね。フルリモートは信頼を前提に仕組みづくりをしていくことが大事だと常々思っているので、私は文化の継承と仕組みづくりに注力して日々活動しています。
マジセミはBtoB企業向けにウェビナーを中心としたマーケティング支援を行っている会社です。製造業、ITを中心に、バックオフィスという分野にも手を広げています。ウェビナーにご登壇いただく中で、ワンストップで新規リードを獲得できる形でクライアント様をご支援しています。
菊池様:総務を担当している菊池です。総務・人事まわりを担当しており、勤怠関連で言うと社員の勤怠管理ですね。日々どういった形で働いているかということと、働きすぎの防止といった勤務時間の管理をしています。
石原様:2018年1月にマジセミを創業し、経営に携わっています。営業まわりも見ますが、重きを置いているのは人事・総務などHRまわりですね。フルリモートは信頼を前提に仕組みづくりをしていくことが大事だと常々思っているので、私は文化の継承と仕組みづくりに注力して日々活動しています。
マジセミはBtoB企業向けにウェビナーを中心としたマーケティング支援を行っている会社です。製造業、ITを中心に、バックオフィスという分野にも手を広げています。ウェビナーにご登壇いただく中で、ワンストップで新規リードを獲得できる形でクライアント様をご支援しています。
マジセミホームページより
菊池様:総務を担当している菊池です。総務・人事まわりを担当しており、勤怠関連で言うと社員の勤怠管理ですね。日々どういった形で働いているかということと、働きすぎの防止といった勤務時間の管理をしています。
北海道から海外まで。全国採用のフルリモート組織
ーーフルリモートは創業当初からですか?
石原様:はい。創業当初はリアルのセミナーにこだわっていて、いろいろな会社様に伺ってセミナーを運営するという仕事だったので、もともと出社の義務があまりなかったんです。そこからコロナをきっかけに完全オンラインに切り替えました。コロナ前は東京近郊のメンバーしか採用できなかったのですが、オンライン化によって、採用エリアを東京近郊に限定する必要がなくなりました 。
今は正社員が48名※ほどいて、完全に全国に散らばっています。北は北海道から南はフィリピンまでいる、という状態ですね(笑)。ベトナムやタイを放浪しながら仕事をしているマーケティング担当や、サーフィンが好きで年に2回ほど1ヶ月まとめてバリに行ってしまうマネージャーもいます。ご主人の海外転勤が決まった際に「どうしてもマジセミをやめたくない」と言ってくれて、海外から働き続けているメンバーもいます。
※2026年7月取材時点
ーーリモートワークなら家庭事情での引っ越しなどの時に、「辞めなくていい」というのは大きいですね。
石原様:大きいと思います。ただ、全国採用に踏み切るのは経営として結構な一大決心でした。全国になると完全フルリモートになるので、管理の面や、散らばっているメンバーを組織としてどうまとめていくのかは悩みました。一方で、採用という観点で全国に大きな魅力を感じたので振り切りました。
マジセミの文化として創業当初から一番大切にしているのは「誠実さ」です。誠実さを軸にした「現場主義」で文化づくりをしていて、マジセミのためになることはどんどん発言して変えていこう、という文化ができていると思っています。
石原様:大きいと思います。ただ、全国採用に踏み切るのは経営として結構な一大決心でした。全国になると完全フルリモートになるので、管理の面や、散らばっているメンバーを組織としてどうまとめていくのかは悩みました。一方で、採用という観点で全国に大きな魅力を感じたので振り切りました。
マジセミの文化として創業当初から一番大切にしているのは「誠実さ」です。誠実さを軸にした「現場主義」で文化づくりをしていて、マジセミのためになることはどんどん発言して変えていこう、という文化ができていると思っています。
真面目な社員の「過少申告」を見抜けなかった。性善説への反省が導入のきっかけ
ーーF-Chair+に興味を持ったきっかけを教えてください。
石原様:一番のきっかけは、非常に真面目で優秀な社員が、会社に申請していた以上に働いていたことです。私たちがそれを見抜けず、本人が疲労困憊して会社をやめるという事態になってしまいました。
当時は自己申告を基本としていて、社員がきちんと申告しているから大丈夫だろうと、ある意味高を括っていたんです。性善説に頼りすぎていたことを反省しました。一生懸命働いてくれている社員をちゃんと見てあげられていなかった。
一方で、テレワークには逆の課題もありました。頑張っている人が見えにくい一方で、会社側からは一人ひとりの稼働状況を十分に把握しきれないという課題もありました。だからこそ、働いている時間をきちんと「見える化」することは、社員を「監視する」ためではなく、きちんと働いている人を会社がちゃんと「見る」ために絶対に必要だと思い、F-Chair+を入れようと決めました。
マジセミ株式会社 執行役員 石原様
ーー自己申告の時は、どのように管理されていたのですか?
石原様:完全にExcelです。Excelで勤務表を作って、「これだけ働きました」と申告してもらう形でした。まさか、実際より少なく申告しているメンバーがいるなんて思いもしなかったわけです。
「着席」「退席」を切り替えるだけ。シンプルさが導入のハードルを下げた
ーー実際にF-Chair+を操作してみての感触はいかがでしたか?
菊池様:導入の決め手でもあるのですが、シートでの自己申告からF-Chair+を入れるにあたって、社員の心理的ハードルを下げたい、という思いがありました。なるべく感覚的に操作できることを重要視していたのですが、実際に触ってみると、本当に「着席」「退席」を切り替えるだけというシンプルさで、非常に使いやすかったです。
勤怠ツールの中には出勤・退勤・休憩など入力項目が色々あるものも多いのですが、F-Chair+はワンクリックで終わるところが非常に良くて。社員からも「使いやすい」という声が実際に聞こえていたので、導入時のハードルはかなり下げられたと思っています。
マジセミ株式会社 総務担当 菊池様
半年以上かけて段階導入。組織の中で「当たり前のツール」に
ーー「会社が監視しようとしているのでは」といった懸念の声はありませんでしたか?
石原様:そこは、ものすごく慎重に進めました。導入は2025年の4月頃でしたが、1年かけて全体が使えるようになればいい、くらいの感覚でやりました。経営としては見守りツールだと思っていますが、いくらそうメッセージをしても、「監視されている」という抵抗が一部に出ることは予想がついていたからです。
これは職種によっても違っていて、事務系の職種にはこれまでも時間管理ツールなどを入れてしっかり管理していたメンバーがいた一方、営業まわりは「売れていれば何をしていてもいいじゃないか」という発想もありました。
そこで、まず新入社員から導入し、次に抵抗が少ないであろう事務系の職種グループから、と徐々に広げていきました。最終的に営業メンバーに入れたのが2025年の12月頃です。半年以上かけて、じわじわと組織の中で当たり前のツールにしていった形です。
導入スケジュールイメージ
ーー従来のExcel管理との併用はどうされていたのですか?
石原様:この1年間はExcelとF-Chair+の二重運用でした。F-Chair+は勤怠の見守りツールとして補助的に使い、直近の半年は菊池と私で両方を突き合わせて「どっちが正しいんだ」というチェックをメンバーに逐一フィードバックしてきました。
その移行期間で、F-Chair+をきちんとつける習慣をメンバーに定着させていきました。その準備ができたので、現在はF-Chair+一本で勤怠管理をそのまま給与に反映させることにチャレンジしています。
菊池様:最初は慣れるまで押し忘れがあって多少時間のズレはありましたが、逐一チェックして声をかけ、「休憩から戻ったら必ず着席(仕事中)にする」といった意識付けを進めました。
進むにつれてExcelの報告とF-Chair+の記録がほぼ誤差なく一致するようになり、メンバーは習熟していきました。押し忘れがあったのも本当に最初の数ヶ月くらいですね。
エフチェアプラス 実際のボタン
後編では、見える化がもたらした効果と、パフォーマンス評価・経営目標の検証という一歩進んだ活用についてご紹介します。
▶後編:「F-Chair+なら一目で分かる」〜Excelでは見抜けなかった働き方を、正しいフィードバックと評価へ〜
▶後編:「F-Chair+なら一目で分かる」〜Excelでは見抜けなかった働き方を、正しいフィードバックと評価へ〜